小濁発酵文化研究会「魚類部門」の活動予定が、暫定的ですが決まりましたのでお知らせします。
今回チャレンジするのは、「なれずし」「へしこ」「くさや」です。
・なれずし
川魚を塩と炊いた米で発酵させる食品です。
今回は妙高にいる鮒を用いて、なれずしを作ります。
スケジュール:
6/9 鮒捕獲、塩漬け
6/15 塩漬け確認
7/7 炊いた米に漬けこみ(発酵)
翌年3月~ 鮒のサイズや漬けこみの時期にもよりますが、翌年の3月ぐらいには実食可能となります。
・へしこ
精米する時に出る糠を活用した、発酵食品です。
へしこで用いられる魚として代表的なものは、鯖です。
今回は鯖ももちろんですが、淡水魚の鮒、海水魚のイシダイやメバル、エビ、イカ等にも挑戦してみます!
スケジュール:
6/9 鮒捕獲、塩漬け
6/12 海水魚捕獲、塩漬け
6/23 糠床に漬けこむ
10月下旬 漬けこむ魚の種類やサイズ、時期にもよりますが、約4ヶ月漬けこめば実食可能となります。
・くさや
代表的な産地は伊豆諸島です。
魚の干物の一種で、くさや液と呼ばれる独特の風味を持つ液体に漬けこみ、天日干しにします。
現地ではムロアジやトビウオ等の海水魚が使われています。
くさやに取り組む理由としては、今までくさやに使われてきた海水魚ではなく、淡水魚で作れないか試してみます!
スケジュール:
6/15 くさや液作成
6/22 魚漬けこみ
7月上旬 魚類部門の中では一番スピーディーに実食が可能となります。
今のところはこのような予定で動き始めました。
さて、これは先日捕獲した鮒です。
なれずし用の鮒ですが、サイズが大きいのと少し弱ってきたこともあって、元いた場所に放流しました。